DELL Latitude 10 Essentials が我が家にやってきた。初の Windows 8 タブレットだ。
今まで使ってきたタブレット端末は、初代 iPad、iPad2、iPad3(Retinaの初代)の3台。あと、仕事で Android端末を数台いじって来た。
と言っても、ガチガチの Apple 派という訳ではない。メインPCは Windows 8 Pro 入りの DELL XPSミニタワー。
今日一日かけて触り倒したが、これは便利! 正直デスクトップではあまり出番が無かった Windows 8 の Modern UI の良さもようやく実感出来た。
Dell Latitude 10 のパフォーマンス
Windows エクスペリエンス インデックスは、3.3。これはゲーム用グラフィックの値が足を引っ張っているため。
メモリは 2GB。重い作業をする端末では無いので必要十分(ストレージがSSDなので、体感的には良い感じ)。ストレージは64GB版だが、Cドライブとしては52.5GB。
CPU は Atom Z2760 搭載。スリープからの復帰も瞬時で、動作は軽快。
Atom Z2760 は省エネを追及した新世代版CPUだそうな(しばらくIntel PCを買っておらず、プチ浦島太郎状態だったので、ググって調べた)。夕べ充電したまま、今日一日使い倒してもまだバッテリーは残っていた。以前使っていた netbook(ASUS EeePC)からの大きな進歩を感じる。
タブレットのハードとして、先輩格の iPad との比較
プロポーションは最近の Android タブレット等と同じワイドディスプレータイプ。横長(ランドスケープモード)で使うのが基本のようで、ホームボタンやカメラは長辺側にある。iPadは縦長(ポートレートモード)が標準なので、最初はちょっと違和感を感じた。が、使っているうちに「これはこれで良い」と思えてきた。
画面の画素数は「1,366 x 768 pix」で、液晶画面を実測してみると大凡 155dpi(今風に書くと ppi ※)。iPad2(132dpi)よりきめ細かく、Retina(264dpi)よりは荒い。
※単位についてはデジタル画像の単位について[dpi、ppi、lpiの関係]をどうぞ
ディスプレーの解像度の差が出るのは、主にエッジの立った線画の淵。具体的には文字のエッジだ。解像度の順と同じく、iPad2 → DELL Latitude 10 → iPad3 の順で文字は読みやすくなる。ただ、Retina の iPad3 は重くなってしまい持ち歩くのが苦痛になったというマイナス面もあった。Latitude 10 の 155dpi は、現時点ではバランスの取れた解像度と言えるかもしれない。
その他、ディスプレーのガラスも iPad と同じ Corning Gorilla Glass で綺麗。また、iPad で使っていたスタイラスもそのまま使えた。
筐体はラバー加工の施されたプラスチック製だが、シンプルで持ちやすく、かなり良い感じ。
ちょっとイマイチなところ
ただ、iPadに比べるとベゼル(額縁)の幅がかなり広いのが気になる。あと5mm程この部分が狭いとベスト。
それと、ACアダプターがネットブック用の流用っぽく、馬鹿でかい。特にAC電源ケーブルが太くて長いのは、アンバランス。Essentials でない上位機種の Latitude 10 無印はマイクロUSBの充電口があるようだが、Essentials は省かれているので、専用のドッキングコネクタで充電するしかない。Android のタブレットでも同様のコネクタを採用している事があるが、汎用のUSBコネクタにして欲しい。
しかーし、DELL Latitude 10 には iPad と決定的に違う点があった。
DELL Latitude 10 は「普通にPC」なのだ。
普通のPCって、やっぱり便利
Modern UI から従来のデスクトップ画面に切り替えると、見慣れた Windows になる。
そして、普通(フルサイズ)のUSBポートもついているので、普通のUSBキーボードやマウスが使える。これがなんと言っても素敵!
こうなると、「普通のPC」になってしまう。
iPad(iOS)の場合、Bluetooth でキーボードをつなぐしかない。またマウスは使えない。iPad を使っていて一番ストレスを感じていたのは、ここだった。
そのため、出張等で数日出かける時は iPad で行くべきか、MacBook Air を持っていくべきが悩む事がある。
Windows 8 タブレットなら、その悩みがなくなる。考えてみれば当たり前の話なのだが、今まで見落としていたポイントだ。
つづく。。。
![]() Dell Latitude 10 タブレット |