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LED小型DLPプロジェクター「NP-L50WJD」レビュー(その4)

このエントリーは、以前のブログで2011年に書いたものを移植。いまだにGoogle経由で来る方が多いので。。。

以下、転載。


NP-L50WJDのプレゼンテーション用途での使い勝手を検証してみた。

NP-L50WJDEPSON EB-1750 原寸写真

親ガメになっている EPSON EB-1750 は XGA 3LCDタイプの一般的なモバイルデータプロジェクター。これでも随分小さくなったと思っていたのだが、NP-L50WJDはさらに小さく軽い。

まずは、実際のプレゼン現場を想定して、ある程度明るい部屋で両者を見比べるという NP-L50WJDにとっては過酷なテスト。撮影はマニュアル露出とし、露出値を揃えている。

▲MacBookAirの画面を EPSON EB-1750 で投写 原寸写真

▲MacBookAirの画面を NEC NP-L50WJD で投写 原寸写真

有効光束が NP-L50WDJ の 500lm に対し EB-1750は 2600lm もあるので明るさに差が出るのは当然だけれど、肉眼で見る印象は、この写真程の差は感じなかった。肉眼は天然の露出補正が効くためだと思う。

▲部屋を暗くした場合の例 原寸写真

部屋を暗くすれば、このくらいはっきり映るのだ。


▲NEC NP-L50WJD のノイズレベル 原寸写真

▲EB-1750 のノイズレベル 原寸写真

iPhoneアプリのサウンドチェッカーなので精度の程は?だが、NP-L50WJD の方がファンのノイズはずっと静かだ。


次にUSB接続によるディスプレー出力をチェック。

▲ThinkPad X201s からUSB接続で画面出力 原寸写真

▲ThinkPad X201s からアナログ(D-sub)接続で画面出力 原寸写真

最近のプロジェクターで流行りつつあるUSB接続による画面出力機能は、あまり期待していなかった。EPSON EB-1750 のUSB出力は画面の動作があまりに遅く、パワポのアニメ表示ですら使い物にならないと封印していたからだ。

ところが、NP-L50WJD のUSB出力ではそのような事がなく、マウスの動きにもキビキビとカーソルが追従するので驚いた。画面のプロポーションが4:3になってしまうようだが、パワポの再生用表示は4:3が基本なので、ビジネス用途では問題無い。

そうすると、ThinkPad→USB接続、MacBook Air→D-Sub接続、iPad2/OptimousPad→HDMI接続と3本同時接続しておき、リモコンで切り替えるという環境が簡単に出来てしまう訳だ。

EPSON EB-1750 には HDMI入力が無く、USB接続も使い物にならない事を考えると、NP-L50WJD は小さいだけでなく、多芸で出来る奴でもあった、という事が判ってくるのであった。

続く


追記(2011/10/31)

▲ブロガーインデックスページ 

アイティメディア+D PCUSER のブロガーインデックスページに掲載された。

LED小型DLPプロジェクター「NP-L50WJD」レビュー(その3)

このエントリーは、以前のブログで2011年に書いたものを移植。いまだにGoogle経由で来る方が多いので。。。

以下、転載。


自分なりに、ホームシアター用途で使う場合の「NP-L50WJD」のセッティングを試してみた。

▲映像調整メニュー 原寸写真

映像調整メニューでは、ピクチャーモードが一番簡単に効果が判る。「Adobe RGB」にすると、写真の微妙な色合いがかなり忠実に再現されるようになる。iPad2の壁紙の海の色も大きく変わるのが判る。ただし、コントラストが低下してやや軟調化するようなので、映画を見るには、他のモードにした方が楽しめる。

またピクチャーモードは、アドバンストメニューの中のガンマ補正と連動している。ピクチャーモードを「Adobe RGB」にすると、ガンマ補正は「グラフィック」に固定される。逆にガンマ補正を「フィルム」にするとピクチャーモードは「ユーザー」に自動で変わる。この関係が最初飲み込めず、どうして設定内容が勝手に変わるのか悩んだ。

判り易くメニュー化する事と、設定の自由度を上げる事のバランスで悩んだ痕跡かもしれない。

▲スクリーン調整メニュー 原寸写真

スクリーン調整メニューでいじるのは、まずオーバースキャン。初期値では2になっているが、これだとiPadのメニューなどが蹴られてしまうので、0にしておいた方が良い。但し、hulu を楽しむなら最大の3がベター。

また、自動台形補正が初期値ではオフになっているが、天井に写さないのであればオンにしておいた方が使いやすいと思う。
天井に写す場合はオフにしておかないと、目一杯台形補正が掛ってしまうので、困る事になる。

▲設定メニュー 原寸写真

設定メニューでは、ホームシアター用途にプロジェクターのスピーカーは使わないので、消音か音量を0にしておいた方がベター。

逆さに置いて投写する場合は、「投写方法」のメニューの中で「上下反転/フロント」を選択する。左右反転モードもあるので、背面映写も可能。

▲オプションメニュー 原寸写真

オプションメニューで是非設定しておきたいものとして、ホームシアター用途の場合は「エコモード」だ。エコモードをオンにすると、明るさを50%下げて、消費電力を20%下げるだけでなく、冷却ファンが非常に静かになるのだ。ホームシアターは大抵部屋を暗くして楽しむものなので、エコモードがベター。もちろんプレゼン等で昼間使う場合は、エコモードはオフ。

なお、ファンモードには変わった注意点が書かれている。標高760m以上の場所で使用する場合は必ず「高速」に設定するのだそうだ。という事は、軽井沢のような標高1000mクラスの場所で使う場合は「高速」にしなければ寿命が縮むという事だ。ふーむ。


まだ初日なので、これから色々と設定をいじっていく予定。

▲最強の組み合わせ? 原寸写真

iPad2 + NP-L50WJD はモバイルホームシアターセットとして最強のような気がする。

続く


追記(2011/10/31)

▲ブロガーインデックスページ 

アイティメディア+D PCUSER のブロガーインデックスページに掲載された。

LED小型DLPプロジェクター「NP-L50WJD」レビュー(その2)

このエントリーは、以前のブログで2011年に書いたものを移植。いまだにGoogle経由で来る方が多いので。。。

以下、転載。


今回「NP-L50WJD」に一番期待していたのは、iPad2の外部ディスプレーとしての使い勝手。

▲三脚にセットした NP-L50WJD 原寸写真

旅行先等で使う場合、三脚にセットして壁に映すような使い方が多くなると思う。昼間撮影した写真を拡大表示したり、動画を再生したりするというイメージ。

▲iPad2の画面をミラーリング表示 原寸写真

iPad2の仕様で、若干額縁付状態になるが、表示画質は良い感じだ。写真表示も中々綺麗だった。

動画は、huluでチェック。先月日本でもサービスが始まった hulu は、主に北米のTVドラマ&ハリウッド映画を月額 1,480円で見放題というオンライン動画配信サービス。しかも、音声はマルチトラックのサラウンド音声対応。

▲huluでは、映画が始まると若干額縁が大きくなる 原寸写真

映画が始まると、若干額縁部分が大きくなるが、投写距離を長くして物理的に拡大すれば問題なし。単焦点レンズをつけたカメラで撮影する際は、トリミングするために自分が前後に動くのと同じ事。ズームに慣れるとつい横着してしまうが、このくらいの努力を惜しんではいけない(笑)。

あるいは、オーバースキャン値を大きく(初期値2→3にする)すると画像が拡大されるので、オーバースキャン+距離を延ばして物理的に拡大の合わせ技でOK。


次に、天井に投写してみる。

▲三脚を出来るだけ床に近付ける 原寸写真

NP-L50WJD」を天井に向けて投写する際、よほど天井の高い家でなければ、距離を稼ぐために床にできるだけ近付けてセットするのがポイント。地べたに這いつくばって撮影する用途に対応できるタイプの三脚は、このようなセッティングが簡単にできるので便利。

▲天井に投写 原寸写真

我が家の天井は白い壁紙だったせいか、結構綺麗に映写できた。hulu の動画もちゃんと楽しめる。ソファやベッドに寝転がって映画を鑑賞できるのは、360度どの角度でも使えてしまう「NP-L50WJD」ならではの楽しみではないだろうか?

良い時代になったものだ。素晴らしい!


続く


追記(2011/10/31)

▲ブロガーインデックスページ 

アイティメディア+D PCUSER のブロガーインデックスページに掲載された。

LED小型DLPプロジェクター「NP-L50WJD」レビュー(その1)

このエントリーは、以前のブログで2011年に書いたものを移植。いまだにGoogle経由で来る方が多いので。。。

以下、転載。


携帯可能な小型プロジェクターを探していて、ITメディアの記事中に「NP-L50WJDブロガー×モニター キャンペーン実施中!を発見し、申し込んでいた。そして、何と当選!節電にも役立つLED小型プロジェクターの試用レポートを書く事になったのだ。

ホームシアター歴は10年以上になるけれど、決してハイエンド志向ではなく、その時点でCPの高い機材をバランス良く採用する方針でやってきた。デジタルAV製品の場合、性能向上曲線?が逓減する(値段の差程のクオリティー向上が望めない)ので、庶民派AV道はバランスが大切。


現在使っているのは、数年前に購入した Panasonic の TH-AX200 というエントリークラスのプロジェクター。1280×720dotの720pHDTV(一昔前のハイビジョン)仕様。所謂フルHD(1920×1080)よりは画素数が少ない(フルHDコンテンツは圧縮表示される)ものの、4:3の100インチスクリーン(16:9のワイドスクリーンとしては実質91インチ相当)でブルーレイ等を見ているが、十分楽しめている。余程のAVマニアでなければ、これで十分だと思う。

現在のメインソースは Blu-ray の映画コンテンツ。しかし、これからのホームシアターはオンライン配信前提のシステムを組んだ方が良いと思い始めている今日この頃。

オンラインになれば、コンテンツはクラウドにあるので再生する場所の縛りも少なくなる。そこで「NP-L50WJD」に一番期待している役割は、いつでもどこでも使える、モバイルホームシアター用プロジェクター。


まずは、現在使用中の Panasonic TH-AX200 との比較。サイズは比べるまでも無く、下の写真のように圧倒的に小さくて軽い。

▲Panasonic TH-AX200 と NEC NP-L50WJD 原寸写真

気になる画質だが、画素数が多い分「NP-L50WJD」の方が精彩感は上。色調、字幕の見やすさ等はホームシアターに特化してチューニングされている TH-AX200 の方が落ち着いて見られる気もするが、その差は僅少。映画に集中してしまえば気にならないレベルの差と思う。そして「NP-L50WJD」のカラーバランスに関しては、色々と細かく設定できるようになっているので、ソースを見ながら環境に合わせて調整していけば、好みのトーンにできると思う。

▲Panasonic TH-AX200 で
Blu-ray版 Hitchhiker’s Guide to the Galaxy
(©Buena Vista Home Entertainment, Inc.) を再生 原寸写真

▲NEC NP-L50WJD で
Blu-ray版 Hitchhiker’s Guide to the Galaxy
(©Buena Vista Home Entertainment, Inc.) を再生 原寸写真

このサイズ&消費電力+価格で、これだけの画質で見られるようになるなんて、デジタルAV製品の開発(品質向上)スピードは恐ろしい、とさえ感じた。


次に、実際に生活の中で使う上での使い勝手をチェックしてみた。一番課題になるのは設置の自由度。ホームシアター用プロジェクターに必須といえるレンズのシフト機能とズーム機能が省かれているので、この点が気になっていた。

▲投写距離とスクリーンサイズ(マニュアル P.59 より)

100インチで3mの投写距離というのは、8~10畳くらいの部屋であれば距離的には丁度良い。ただ、投写軸をシフトしてずらせられないので、普通に設置すると見ている人に干渉してしまう。ホームシアターに使うには、高い位置に逆さに設置する必要がある。

NP-L50WJD は画面の天地・左右を逆転させる機能(天井近くに置いたり鏡で反射させたりできる)+天地方向の台形補正機能がある+本体が非常に軽いので、レンズにシフト機能が無くても工夫次第でなんとかなる。台形補正機能が働くと若干画質が低下するとマニュアルに記載されていたが、気にする程の画質劣化は感じなかった。

現在のホームシアター部屋の中で最適位置を探したところ、天井から40cm程下がった位置が最適だった。もしそこに背の高いタンスか棚があったら、その上に逆さに置くだけで済む。天井から吊り下げた方が便利だろうけれど、三脚穴1個で支えるのは強度的に不安もあるので、家具等の上部スペースをうまく生かして対処したい。

視聴位置とプロジェクター設置位置がどうしても重なってしまう場合は、天井から吊る事になるが、天井や壁に取り付ける監視カメラ用の取り付け金具を使うと良いかもしれない。但し、脱落防止の工夫が必要。それでも本体が非常に軽いので、Do It Yourself 工作レベルでも何とかなると思う(自己責任で)。


続く


追記(2011/10/31)

▲ブロガーインデックスページ 

アイティメディア+D PCUSER のブロガーインデックスページに掲載された。